ピアスのトラブル

ピアスのケアを怠ると様々なトラブルに巻き込まれてしまいます。下手をするとピアスを着けることが出来なくなる可能性もありますので、十分にお手入れをしてくださいね(^^) 下記では代表的なトラブルの一例を出しています。

細菌感染

最初にピアスをつけたときに起きやすいトラブルは感染です。つまり細菌がピアスによって生じた傷口について炎症を起こすのです。ピアスをつけた当初は意外と大丈夫です。

感染が生じ易いのは2、3ヶ月経ってピアスに慣れ、ファーストピアスから普通に売っているおしゃれなピアスに交換する頃、ピアスの差し替えで出血させたりした場合が多いようです。

これは慎重に行えば防ぐことができます。しかし一旦感染してしまったらピアスを外さないと治まらないことがほとんどです。ピアスを外せば抗生物質を飲んだりしなくても治ってしまいますが、ピアスホールはただれてふさがってしまいます。

感染が治まってから3ヶ月くらい経てば、再びピアスを開けなおすことも可能です。

金属アレルギー

「金属アレルギーについて」のページでもありますが、すでにブレスレットやネックレスで金属アレルギーを起こしたことのある方はピアスを開けない方が良いと思います。

それでも開けたいという場合はアレルギーをほとんど起こさないといわれている、チタン製の特殊なピアスがお勧めです。

安物のピアスの中には金メッキの下地にニッケルを含む合金を使っていることがあり、それが汗で溶け出して皮膚に吸収されると皮膚の弱い人ではアレルギー反応が起き、かぶれを生じさせます。

まれに純金でもかぶれる人がいるようです。このような方はチタンやプラスチック製の特殊なピアスが必要です。

ピアスの頭やキャッチの皮下埋入

ピアスのキャッチ (留め金) をきつく締めすぎると、耳たぶの皮膚が圧迫されて血行が悪くなります。すると皮膚の表面がただれて崩れてきます。

更にそのままほっておくと、ピアスはどんどん皮膚の中にめり込んでいきます。最後にはピアスの頭やキャッチが完全に皮下に埋没して、切開しないと取り出せなくなってしまうこともあります。

こうならないようにするためには、キャッチをゆるく装着しておく必要があります。特に厚い耳たぶをお持ちの方が短い軸を持ったピアスをつけると、落としてしまわないようにどうしてもきつくキャッチを締めがちですので、そのような状態を何日も続けないように注意が必要です。

ピアスの頭が埋まってしまうケースとキャッチのほうが埋まってしまうケースがあります。いずれの場合も局所麻酔をしてメスで皮膚を切開し、ピアスを取り出すことになります。この時やはりピアスホールは残せないことが多いようです。

ピアスホールが裂ける

ピアスホールが裂けてしまうことがあります。2つのパターンがあります。ひとつは強い力がピアスにかかって一気に裂けてしまうパターンです。

ピアスが何かに引っかかったりして起こります。もちろん皮膚が裂けるわけですから出血しますし、処置が必要です。

もうひとつはゆっくり少しずつ裂けていくパターンです。いつも重いピアスをつけていると重みでピアスホールが徐々に下方に伸びていきます。そして最後には耳たぶの端まで完全に裂けてしまいます。

この場合は出血することもありませんので、放置している方もいるようですが、耳たぶの変形が残りますので、手術でもとに戻した方がよいでしょう。そうすれば再びピアスをつけられます。

ピアスで生じたケロイド

もっとも治療に手間取るピアストラブルです。ケロイドとは傷の一種です。普通の傷は治る過程で一時的に赤くなったり硬くなったりします。

ところがケロイドは普通の傷と異なり赤みや硬さが治ることがありません。それだけではなくどんどん大きくなってしまうことが多いのです。しかも単純に手術で取るとほとんど再発してしまいます。

これも予防が一番です。肩や胸や下腹部に赤く盛り上がって何年も治らない傷があればそれはケロイドですので、その様なケロイドがある方は決してピアスを開けてはいけません。

ケロイド体質のある方にピアスを開けると 100% ケロイドが発生すると思って間違いありません。ピアスを開ける前にかならずケロイドの有無を確認するようにしましょう。

治療はケロイドが小さいうちは圧迫療法が有効です。耳たぶのケロイド治療専用のクリップタイプのイアリングがありますので、これを1日中装着することで驚くほど早く硬さも取れて平坦になります。でも1年以上装着してきれいになっても、止めると再発することが多いので、夜間だけでも装着を続ける必要があるようです。

ある程度大きなケロイドになると治療用イヤリングの装着がうまくできないので、やはり手術が必要です。手術はケロイドの中身だけをくり貫いて減量し、治療用イアリングが装着できるようにするために行います。

このイアリングは1年から2年は1日中装着し続けます。その後も夜間のみの装着を何年か続けないと再発することがあります。完全によくなってもケロイド体質のある方にピアスホールを再び開けることはできません。

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