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ピアスが出来るまで?製造工程?

ピアスが出来るまで1

ピアスってどうやって作られるかご存知ですか?
機械で自動的に作られると思われる方もいるかと思いますが、実は宝石職人の手による製作がほとんどなんです。当店は幸い父が宝石職人なので、間近に見ることが出来ますが、普通ではなかなか見ることができません。ですが、せっかくなのでその製作工程の一部始終を公開したいと思います。

さて、今回作ったのは「5本爪のスタッドピアス」です。爪の本数は4本や6本というのがスタンダードですが、今回はあまり見ないスタンダードなピアスということで、5本爪のピアスを作ることにしたのです。
地金はプラチナ、ダイヤモンドは片方0.10カラット、爪の形は立て爪スタイル(ダイヤが大きく見えるので)、ピアスの針の太さが、0.9mmで長さが9mmというファーストピアスですね。それでは作っていきます。

プラチナの延べ棒からピアスへの変貌
「匠の仕事風景」で地金を精錬したプラチナの延べ棒を、何度も熱して叩いてプラチナを硬く、そして柔軟性のある地金へと変えていきます。
ピアスが出来るまで2 ピアスが出来るまで3
ピアスが出来るまで4
↑各画像をクリックすると動画が見られます。↑
ピアスの場合は特に人の手に触れやすく、爪もゆるくなりがちなので、硬くて柔軟性のある地金が必須なんです。
右下の写真の地金の色が紫なのは、火を入れた後の色です。温度は800度くらいでしょうか。
動画を見るとどんどん真っ赤になる様子が良く分かります。

台座作り
ダイヤモンドを留める台座を作ります。ダイヤモンドの直径は、約3mm。その為、台座の直径は5mm必要なので、地金を5mmに丸く整形していきます。
ピアスが出来るまで5 ピアスが出来るまで6
ピアスが出来るまで7
↑各画像をクリックすると動画が見られます。↑
丸く整形したプラチナに軽く切り込みを入れます。この切れ込みは爪を作るときの基準になり重要なのです。動画を見てもらえば分かると思いますが、糸ノコは力のいる作業なのです。

爪を作ります
道具を使って台座の高さを決め、リューターと呼ばれる道具で真ん中に穴を開けます。
中心が出たところで、マジックで5本の線を入れます。その線に沿って糸ノコで切込みを入れるのです。でも、全部を切ってしまうのではなく、少し斜めに切り込みを入れるのです。
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右上の画像をクリックすると動画が見られます。↑
ピアスが出来るまで10 ピアスが出来るまで11 ピアスが出来るまで12
ダイヤモンドの位置を合わせてマジックで5本の線を入れるのです。そして、切込みを入れます。プラチナは比較的柔らかいのですが、切る力に対しては硬いので糸ノコは相当の力がいります。
ピアスが出来るまで13 ピアスが出来るまで14
↑右上の画像をクリックすると動画が見られます。
切込みを入れたのが右側の写真です。この5本に分かれた地金が爪になります。動画はテレビの音が入っていますが、普段と同じ状態で作っています(^^)
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↑一番左の画像をクリックすると動画が見られます。
そして、切込みを入れた爪の台座を、先のとがった鉛筆のような棒で上から叩きます。すると、太くて不細工ですが、5本の爪の出来上がりです(^^)
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↑クリックで動画が見られます↑
もちろん、これで完成ではないので、細かく切ったり、ヤスリを用途ごとに使い分け、ひたすら「削る!削る!削る!」の繰り返しです。
動画を見ていただけると、道具が工程ごとに違っていることが分かります。そして、ヤスリをかける「音」も、それぞれ力の加減によって違うのです。
ピアスが出来るまで21 ピアスが出来るまで22 ピアスが出来るまで23
↑クリックで動画が見られます↑
動画を見るとテレビの音がなってますが、気にしないでくださいね(^^;)
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↑クリックで動画が見られます↑
真ん中の写真を比べると、だんだんと爪が細くなっているのが分かると思います。
それなりに細くなったところで、ダイヤモンドを乗せてみます。バランス的にはちょうどです。でも、今度はリューターを使ってどんどんと削ります。仕事は基本的にこの繰り返しなのです。
ピアスが出来るまで27 ピアスが出来るまで28
ピアスが出来るまで29 ピアスが出来るまで30
左下を除く、3枚の画像をクリックすると動画が見られます。
リューターで削るのも、それぞれが道具が違うのは、工程ごとに削る場所が違うからなのです。
だんだんと爪が細く洗練されてきます。リューターでも削れないもっと細かい部分は手作業で削ります。
ピアスが出来るまで31 ピアスが出来るまで32
右側の画像をクリックすると動画が見られます。↑

ダイヤモンドを留めます
削って細くなった爪にやっとダイヤモンドを留めます。爪の内側にダイヤモンドが留まるように溝を入れて、最後にリューターで爪の内側を磨きます。試しにダイヤモンドを乗せてみた写真が下の写真です。
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ピアスが出来るまで36
決まったところで爪を倒して留めていきます。純粋に力だけで留めますが、凄い力が必要になります。父の親指の曲がり具合と、血がうっ血しているのが分かりますが、これくらい地金は硬くなったのです。
下の真ん中の画像をクリックすると動画が見られます。
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ピアスが出来るまで40
こんな感じで留まります。この爪の形は「三角爪」といい、ダイヤモンドを大きく見せる効果があります。指輪の爪をこのデザインにすると、昔の婚約指輪のように背が高くて今や時代遅れのイメージが強いのですが、ピアスの場合、ダイヤモンドを大きく見せる効果と、地金が光に当たってより光るということがあるのです。
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ピアスが出来るまで44 ピアスが出来るまで45
↑上の段、一番左の画像をクリックすると動画が見られます。
その後に、爪の形をヤスリを使って整形します。爪の表面も磨いて綺麗にし、とりあえず台座と爪は完成です。
ピアスが出来るまで46 ピアスが出来るまで47
↑左の画像をクリックすると動画が見られます。
爪の表面も磨いて綺麗にし、最後に切り落としてとりあえず台座と爪は完成です。めちゃめちゃ小さいでしょ?この指輪はボクの人差し指です(^^)

ここで、一つお断りがあります。実はピアスの場合、台座(石枠といいます)を作ってからの工程は、ピアスの針をロー付けしてからダイヤモンドを石留めするのが通常の作業になります。理由は「ダイヤモンドに火を入れることは出来ないから」というのが主です。
しかし、父の場合は通常とは違い、石留めをしてから針をロー付けしています。
これは企業秘密な部分と、経験から火を入れてもダイヤモンドに損傷を与えない技術を持っているのでこのような作業の進め方にしています。

ピアスが出来るまで48 ピアスが出来るまで49 ピアスが出来るまで50
3方向からの写真です。あんなに小さいのに綺麗で、精巧に出来ているでしょ?これはまだ仕上げをする前の段階です。先にもう一つこれを作らなければなりません。
その作業工程は、同じですので、気分に浸りたい方はもう一度上からご覧くださいね(^^)ちなみにここまでの製作時間は大体1時間半くらいです。
ピアスが出来るまで51 ?もう一つ作るのに1時間半ほどお待ちください?

ピアスの針をロー付けします
さて、もう一つが出来上がりました(笑)これから針をロー付けします。
ピアスが出来るまで52
ダイヤモンドのテーブルが光ってるのはご容赦いただいて作業を進めます(^^)
針は常時用意していてすでに作ってあります。作り方は秘密なんです・・・道具と意外な機械を使うという事がヒントなんですが、これ以上は言えませんm(__)m
ピアスが出来るまで53 ピアスが出来るまで54 ピアスが出来るまで55
ピアスが出来るまで56 ピアスが出来るまで57
ピアスの針を仮止めしたあと、火を入れてロー付けと呼ばれる接着作業をします。
ピアスが出来るまで58 ピアスが出来るまで59
↑左側の画像をクリックすると動画が見られます。
温度が違うので火の色が違います。この調節も難しく、道具と一体にならないと出来るものではありません。これで、ピアスの針のロー付けは出来上がります。もう一つしないといけませんのでしばらくお待ちください。
ピアスが出来るまで60 ピアスが出来るまで61
右側の画像をクリックすると動画が見られます。↑
最後にロー付けした部分を磨き、バフといわれる道具で全体を綺麗に磨き上げます。バフの回転は物凄く、素人の方がやるとピアスごと吹き飛ばされます。。。その後、超音波洗浄器にかけ、しっかりと乾かしやっと出来上がります。

完成!!

ピアスが出来るまで62
やっとの事で出来上がりました(^o^)こうやってピアスが出来るのです。思った以上に工程が多いでしょ?一つ一つの工程に長年の経験と多くのこだわりがあるのです。
大量生産品も、こういった手作りも、全て宝石職人の手がかかっているのです。当店の商品ばかりでなく、ジュエリーを購入すれば、大切に扱っていただきたいのが、ボク達の気持ちです(^^)
当店の商品も、お手元に届きましたら、ずっと大切に扱ってくださいね。きっと宝物になるはずです(^^)
この商品(5本爪スタッドピアス)の商品ページへ
このピアスに興味のある方は、詳しい商品説明が商品ページにありますので、クリックしてご覧ください。

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